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介護の知識

在宅看取りの現況

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2018年「人生の最終段階における医療に関する意識調査」によると、7割の方が人生の最期は、「住み慣れた自宅」を希望しています。
しかし、2021年人口動態調査では、実際に自宅で亡くなる方の割合は17%であり、66%の方は病院で亡くなっており、希望と現実に大きなギャップのあることがわかります。

1950年以前は自宅での死が普通であり1951年の在宅死亡率は82.5%でした。
その後、国民皆保険が始まり、少ない負担で入院治療が受けられるようになったことや核家族化が進んだことで病院での死亡割合が増えていきます。
25年後の1976年には、病院で死亡した人の割合が48%となり自宅での死亡46%を上回りはじめました。そして、2006年には病院での死亡割合が85%を超え、逆に自宅死亡率は12%まで減っています。
2015年から「施設から在宅へ」という政策転換、「住み慣れた場所で最期を迎えたい」という社会的ニーズなどから、訪問系医療・介護サービスの増加により在宅死の割合は徐々に増えてきています。

死亡の場所年次割合

グラフ

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